製缶業界と言われても、いまいちピンとこない方は多いのではないでしょうか?
製缶業界とは、商業的な製缶を取り扱う業界のことをいいます。
この記事では、製缶業界とはどんな業界であるかをはじめ、製缶業界には今どのようなニュースがあり、今後の動向はどうなっていくのかについて、詳しくご紹介いたします。
〇製缶業界とは?
日本の商業的な製缶の始まりは、明治10年に遡ります。
今日に至るまで、多くの製缶会社が設立され、さまざまな種類の缶が世の中に商品として売り出されていきました。
日本では昭和33年に日本製缶協会が発足されています。
日本製缶協会とは?
日本製缶協会は、以下の目的を持って発足されました。
本協会は相互の連絡協調のもとに、製缶業についての総合的調査研究を行い、公正且つ自由な事業活動を促進すると共に缶詰製造業及び空き缶用材料製造業等の関連産業との協調を図り、国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。
<引用:日本製缶協会「協会概要>設立趣旨(目的)」>
日本製缶協会では、製缶業界におけるPL法対応マニュアルを作成したり、識別表示ルール変更検討会に参加したりするなど、製缶業界における事業活動を牽引しています。
市場規模はどのくらい?
金属缶市場の市場規模は、2026年までに613.7億米ドルになると推測されています。
市場が拡大する理由には、主なものがいくつかありますが、身近なところであれば、アルコール飲料やノンアルコール飲料の需要が増加したことも金属缶市場の市場規模を拡大する一因です。このように、製缶業界は今もなお、成長を続けています。
<参照:Mordor Intelligence「金属缶市場 – 成長、トレンド、COVID-19 の影響、および予測 (2023 – 2028)」>
〇製缶業界のニュースと動向とは?
製缶業界は2021〜2022年にかけて、大きな動きがありました。以下の3点が製缶業界での大きな動きです。
- 大手製缶企業の再編した
- コロナ禍によって原材料費の高騰した
- 脱プラスチックでスチール缶とアルミ缶が再び注目を集めている
それでは、それぞれの動きについて見ていきましょう。
【大手製缶企業の再編した】
金属缶には、アルミ缶・スチール缶・アルテミラ製缶(旧ユニバーサル製缶)などがあり、製缶メーカーで取り扱う金属缶に違いがあります。
そんな中で、大手製缶企業の再編は大きなニュースでした。
【コロナ禍によって原材料費の高騰した】
コロナ禍による原材料費の高騰は、製缶業界としては痛手となりましたが、コロナ禍における巣ごもり需要から、缶製品の需要増加がありました。
【脱プラスチックでスチール缶とアルミ缶が再び注目を集めている】
現在、SDGsの観点から、脱プラスチックが推し進められています。そこで再度注目をされているのが、リサイクルできるスチール缶とアルミ缶です。
このように、製缶業界のニュースは大きな3つの動きがあったことです。どの動きも製缶業界の今後に関わってくるものであるため、注目しておいた方がよいでしょう。
気になる製缶業界の今後
SDGsの観点から、製缶業界だけでなく、さまざまな業界でリデュースやリサイクルが当たり前となっていくことが考えられます。
そのため、缶製造をしていく上で、特にアルミ缶は注目されていくことになるでしょう。
なぜなら、アルミ缶は再度溶かすことで、ほぼすべてがリサイクル可能になるからです。SDGsと相性のよい製缶業界は、今後もリサイクルを含めた缶製造を視野に入れていくことになるでしょう。
〇まとめ
製缶業界は身近な缶を造る業界ですが、その実、あまり知られていない業界でもあります。
缶製造は、人々の生活を豊かにするだけでなく、SDGsの側面から見ても生活に直結していくものとなるでしょう。
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〇商品紹介
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〇編集後記
今回は製缶業界を知っていただきたく、どんな業界なのかを今後の動向も含めてご紹介いたしました。
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