缶にインクジェット印刷をするポイントについて徹底解説！メリットやデメリットもご紹介

投稿日 2023年5月3日
更新日 2023年5月20日
著者鈴木印刷工業株式会社　カンカンラボ事業部
カテゴリー金属印刷

缶に印刷する方法には、シルク印刷・オフセット印刷・インクジェット印刷があります。
インクジェット印刷は、その中でも身近な印刷方法です。
この記事では、缶にできるインクジェット印刷について詳しく解説いたします。

〇インクジェット印刷とは？
インクジェット印刷とはインクジェットプリンターで細かい粒状になったインクを印刷したいものに吹き付けて印刷する方法のことをいいます。
インクの色は基本的にはCMYKの4色です。

以下はCMYKの詳細となります。
● C……Cyan（シアン）
● M……Magenta（マゼンタ）
● Y……Yellow（イエロー）
● K……Key plate（キープレート）

インクジェット印刷の場合、単色カラーもフルカラーも対応しているため、理想的な印刷が可能です。インクジェット印刷では、4つのインクを混ぜて、それぞれのカラーを再現します。

身近なインクジェット印刷は、家庭用のプリンターです。缶にインクジェット印刷をする場合でも、基本的な仕組みは家庭用のプリンターと変わりありません。

〇インクジェット印刷のメリットとは？
インクジェット印刷には、特有のメリットがあります。

インクジェット印刷の主なメリットは以下の3点です。
● 小ロットにも適している
● 刷版が必要ない
● すぐにプリンターが起動する

それでは、インクジェット印刷のメリットをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

【小ロットにも適している】
インクジェット印刷は、小ロットにも適しているため、少ないロット数でも印刷が可能です。そのため、自分のためや友人知人に配りたいアイテムをつくるのに適しています。

【刷版が必要ない】
印刷方法によっては、刷版と呼ばれる印刷するときに使うアルミ製の板が必要です。しかし、インクジェット印刷には刷版が必要ないため、その分のコストを抑えられます。

【すぐにプリンターが起動する】
印刷方法によっては、プリンターの起動に時間がかかるものがありますが、インクジェットプリンターでは、プリンターがすぐ起動します。そのため、タイムパフォーマンスがよいといったメリットがあります。

インクジェット印刷のデメリットとは？
インクジェット印刷には、特有のデメリットがあります。

インクジェット印刷の主なデメリットは以下の3点です。
● オリジナルのリインクの色がつくれない
● 金・銀・蛍光・ラメは再現できない
● 印刷速度が速くない

それでは、インクジェット印刷のデメリットをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

【オリジナルのインクの色がつくれない】
印刷方法によっては、新たなインクをつくることが可能ですが、インクジェット印刷は決められたCMYKのインクを混ぜることでしかカラーがつくれません。そのため、再現できるカラーには限界があります。

【金・銀・蛍光・ラメは再現できない】
インクジェット印刷は、CMYKのインクのみしかないため、これらのカラーを混ぜてもつくることができない金・銀・蛍光・ラメは再現することができません。金・銀・蛍光・ラメを再現したいときには、別の印刷方法を選択しましょう。

【印刷速度が速くない】
インクジェット印刷は、印刷速度が速くないため、ロット数が多い場合には、時間がかかります。その結果、タイムパフォーマンスがあまりよくありません。

〇缶にインクジェット印刷をするポイントとは？
缶をインクジェット印刷するポイントは、以下の2点です。
● 小ロットから印刷が可能
● 鮮やかなカラーで制作可能

インクジェット印刷では、缶を成型した後に直接インクを吹きかけて印刷していきます。
小ロットから印刷が可能であるため、オリジナルの缶をつくりたいけど注文を躊躇っている方におすすめの印刷方法です。

〇まとめ
缶に印刷する方法の中から、今回はインクジェット印刷についてご紹介いたしました。
インクジェット印刷にはメリットもデメリットもあり、そのどちらも知っておくことで、インクジェット印刷を選択するべきかが判断できるようになります。
小ロットで缶の印刷をしたい場合には、インクジェット印刷を選ぶとよいでしょう。

カンカンラボcancanlaboでは、印刷方法のひとつとして、インクジェット印刷も選んでいただけます。

たとえば、色付きの缶の外側にインクジェット印刷でかわいいロゴ印刷が可能です。

また、四角や丸のかわいい缶をお好みの印刷付きで多数ご用意できますので、ご入用の方はお気軽にご連絡ください！

〇商品紹介