金属印刷のタブーについて

今回は金属塗装における作業時の品質タブーについてお話します。

大きな品質タブーは大きく３つ、色ムラ・表面傷・ゴミ付きです。

それでは各種原因と弊社の対策をご紹介します。

①色　ムラ・ウイケットマーク

ゴムロールの種類や塗装スピードによるムラ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⇒弊社ではブチル性ゴムロールとインバーターによる速度管理を行い色ムラを軽減する措置を行っています。
冬場は塗料が硬化して伸びが悪いことがムラにつながる　　　　　　　　　　　　 ⇒弊社では作業前に塗料缶を熱湯で温めてから作業しております。
冬場はウイケットが冷えている為、ウイケットマークの発生率が高い　　　　　　　 ⇒弊社ではマット系や色物塗装時は、比較的マークの出にくいクリア塗装などを行って十分に設備が温まった状態にしたノチ作業しております。

②表面傷

フイーダー（送り装置）で母材カエリ傷が入る　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⇒弊社では母材のカエリを確認してから作業を行っており、カエリが下向きで前後同じ場合は流す向きを変える、反転後作業するなど極力傷がつかない方法で塗装しております。
ウイケットによる裏面傷　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⇒弊社ではウイケット部分に樹脂製のチップと回転ゴマを数ヶ所設装着、乾燥炉侵入時母材ストップ装置を完備するなどウイケット傷防止の対策をしております。

③ゴミ付き

塗料乾燥時に発生するヒュームやレール駒の刷り粉、虫や埃などが原因　　　　　　　　⇒弊社では定期的な炉内清掃とヒューム吸着フエルトの取り換えを行っています。また、コーター周りをビーニールカーテンで仕切ることや、虫取機の複数設置などで埃や虫などの異物混入を防止しております。

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